心筋梗塞を完璧に治療する|早期発見が最大の鍵

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冠動脈疾患について

冠動脈疾患は命取り

先生

心臓疾患はいくつかあるなかで、最も多く命の危険性があるのは冠動脈疾患です。冠動脈は心臓を取り巻く動脈であり、心臓を動かすためのエネルギーを供給する役割があります。この冠動脈が狭くなったり閉塞してしまうと、エネルギーの供給量が減り、心臓の筋肉は死んでしまいます。心臓の筋肉が死んでしまうことは、正常な動きができなくなり、命取りになってしまうことになります。このような状態について、冠動脈が狭くなることを狭心症といい、閉塞してしまうことを心筋梗塞といいます。冠動脈が狭くなったり閉塞したりすると胸の痛みが出現します。心臓なので胸が痛くなるのは当然ですが、取り巻く神経により、顎や腕に痛みが出現したり、背中や腰に痛みが出現することがあります。この症状では心臓と思えず別の疾患と誤ってしまいますが、冠動脈疾患は発症してからできるだけ早期に治療が必要であるため、狭心症や心筋梗塞の症状は普段からチェックしておきましょう。

心臓のダメージ

冠動脈疾患のなかでも狭心症は動脈が狭くなることなので、多少は血液が流れています。心筋梗塞は完全に閉塞してしまうため閉塞した以降は血液が流れません。心筋梗塞により血流が途絶えてもすぐに心臓の筋肉が死んでしまうことはありません。一時的に気絶した状態になることかありますが、早期に治療をして血流を改善することでダメージを最小限に抑えることができます。おおよそですが症状が出現してから6時間以内とされております。また閉塞部位が冠動脈の付け根だと広範囲でダメージを受けやすく、冠動脈の末端だとダメージは少ないです。閉塞する部位は選べる訳ではないので、発症してみないとわかりませんが、狭心症の段階で狭い部位を明確にし、治療を行うことで、ある程度は心筋梗塞を回避することが可能です。胸の症状があったり、冠動脈疾患の因子でもある喫煙者の方は、健康診断やドックを受けて心臓の状態を知っておきましょう。